面接を経験したことがある人も初めての人も、「面接」は緊張するものです。どんなことを聞かれるのか、どう答えたらいいのかドキドキしますね。言語聴覚士の面接での質問内容や、どう答えたらいいのかを考えてみましょう。
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質問されても迷わず回答するために、必要なことは?
面接官に質問されて考える時間は多少あるかと思いますが、あまりにも返答に詰まってしまっては気まずい空気が流れてしまいます。できれば、質問にはサクサクと答えていきたいところです。
そうするためには、どうしたらいいのでしょうか?自分の中で質問に対する答えを用意しておくしかありません。どんなことを聞かれるかを想定しておく、自分の考えを明確にしておくなど、面接官の質問に対して応えられるように準備しておく必要があります。考えておいたほうが良いのは、自分の長所や短所、これまでに頑張ってきたこと、将来どのようにしたいかなどです。
面接で見られているのは、言葉遣いや態度から現れる人柄。短い面接時間の中で、自分をアピールしなければいけません。それは一般企業だけでなく、言語聴覚士の面接でも同じことです。あまりにも的外れな回答だと、「この人を採用したら不安」と思われてしまうかもしれません。
既卒と新卒で聞かれる質問テーマの違い
言語聴覚士として面接を受けるときに、新卒かもしくは転職なのかで質問の内容は変わってきます。新卒の場合、転職の場合でどのような違いがあるのかを見てみましょう。
新卒の場合の質問テーマ
新卒では、言語聴覚士を目指した理由、どんな学校生活だったのかなどを聞かれることがあります。この2つの質問は新卒の面接で聞かれることが多い質問ではないでしょうか。
言語聴覚士を目指した理由について、あまりにも理想的な模範解答では、「どこかのマニュアルに書いてあった回答だな」と思われてしまうかもしれません。面接官はあなたがこれから言語聴覚士として働いていくにあたっての熱意ややる気をみたいと考えているので、必ず聞かれると思って準備をしましょう。
学校生活についての質問では、どのような学校生活を送ってきたかによって、あなたの人柄や行動力を知りたいと考えています。特別に何かを成し遂げたということを聞きたいわけではありません。学校生活を通してこんな体験ができた、ということを話しましょう。
既卒の場合の質問テーマ
既卒の場合は、卒業後にどこかで勤務して転職ということになります。この場合は、これまで経験してきた仕事の内容や、退職の理由について聞かれることが多いでしょう。
言語聴覚士の仕事内容は幅広く、これまで経験してきた仕事内容を聞くことで即戦力となるのか、新たに指導していく必要があるのかを確認しています。できないことをできるという必要はありません。勤務していく上で重要なことなので、できること、できないことをきちんと話しましょう。
退職の理由については、転職であればたいてい聞かれる質問です。退職理由のいい、悪いではなく、「この人はここで長く働いてくれそうか」という意図で質問しています。
せっかく採用してもすぐに辞めてしまいそうな人では採用する意味がありません。退職理由はさまざまですが、今までの職場を悪く言うことはあなたの印象を悪くしてしまうので、ポジティブな理由に変換して言うとよいでしょう。
言語聴覚士が面接でよく聞かれる質問例・回答例
新卒、既卒の場合での面接テーマを考えてみましたが、共通して聞かれる質問事項ではどのようなものがあるのでしょうか。言語聴覚士の面接であっても特別なことはなく、一般企業での面接内容と大きく変わりはないでしょう。
志望動機
志望動機は、新卒、既卒関係なく質問されることのひとつです。言語聴覚士として働く場所がいろいろとある中で、なぜここを選んだのかを質問されます。その職場を選んだ理由は何ですか?そこの職場でやりたいことがある、このような治療をおこなっていることを知り魅力を感じたなど、「この職場でこれをやりたい」という点を入れるようにしましょう。
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長所、短所という聞き方でも聞かれることがあります。無理にいいことばかりを並べる必要はありません。短所のない人はいないものです。問題は、自分の短所を知りつつそれをカバーするためにこういう工夫をしている、こんなことに気をつけているなど、短所を自覚しているかということです。
長所については「人とコミュニケーションを取ることが得意なので、患者さんと接するときに強みになると思う」など、言語聴覚士として勤務するときに強みになるように絡めて答えるとよいでしょう。
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