国家試験に合格した後、言語聴覚士(ST)として働くには免許申請を行う必要があります。

免許申請をせずに免許登録前に業務を開始すると、行政処分を受ける可能性があるため、できるだけ早めに手続きを完了させましょう。

この記事では、言語聴覚士免許の申請に必要な書類、申請時の注意点、診断書の取得場所、登録済証明書の発行方法などを解説します。

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言語聴覚士の免許申請に必要な書類は?

免許申請に必要な書類は【5点】です。発行や準備に時間がかかるため、国家試験受験後の自己採点で合格圏内の場合は、合格発表前に準備しておくとよいでしょう。詳細は「言語聴覚士免許申請の手続き要領」でも確認しましょう。

免許申請書

指定の様式に必要事項を記入しましょう。


受験地コード」は、試験を受けた会場がある都道府県の番号を記入しましょう。

受験地コード

書類の記入ミスは申請の遅れに繋がる可能性があるため、特に以下の点に留意してください。
・本籍地や氏名の記入に誤りがないか
・印鑑を押し忘れていないか

診断書

指定フォーマットを使用
・最寄りの病院やクリニックで作成可能(診断に関しては保険適用外のため自己負担)
・医師が作成し、発行日から1か月以内のもの(例:5月1日に申請する場合、4月2日以降に発行された診断書が必要)。そのため、申請直前に取得するのが望ましいです。
・コピー不可(原本提出が必要)

書類に不備があると再発行が必要になる可能性があるため、記入内容を慎重に確認しましょう。医療機関によっては発行までに時間がかかることがあるため、余裕をもって早めに手続きを進めることをおすすめします。

住民票の写しまたは戸籍抄(謄)本

・市役所で発行可能
・発行日から6か月以内のものが必要(コピー不可)
・本籍地が記載されており、マイナンバー(個人番号)が記載されていないものを使用
・住民票の発行手数料は300円

※ 本人確認書類として、運転免許証・パスポート・マイナンバーカードのいずれかが必要
※ マイナンバーカードを持っている場合、コンビニで200円で発行可能
※ 戸籍抄本(謄本)が必要となるケース
 - 願書提出後に結婚などで本籍や氏名が変更になった場合
 - 免許証に旧姓を併記したい場合
 - 戸籍抄本は個人の情報のみ、戸籍謄本は家族全員の情報が記載されているが、どちらでも免許申請に使用可能
 - マイナンバーカードを利用すれば、コンビニで戸籍抄本・戸籍謄本・住民票の写しを取得可能
 - または、市役所で直接申請も可能

合格証書の写しまたは合格証明書

こちらは、上記申請書に下記の必要事項の記載があれば不要です。
【試験の施行年度、施行回、受験地、受験地コード、受験番号】

登録済証明書用の返信用はがき ※希望者のみ

言語聴覚士免許の登録が完了するまでの間、業務に従事するための証明書として「登録済証明書」を発行できます。これは、勤務先への提出や資格の証明として活用できます。希望する場合は、申請書類提出時に登録済証明書返信用はがきを同封します。

申請方法や提出先

書留郵便で郵送しましょう。言語聴覚士免許の申請先は「公益財団法人 医療研修推進財団P-MET」です。厚生労働省や保健所ではない点に注意が必要です。郵送先は以下となります。

公益財団法人 医療研修推進財団試験登録部
〒105-0003
東京都港区西新橋1丁目6番11号 西新橋光和ビル7階

申請にかかる費用

申請に必要な費用は合計で18000円程度です。郵便料金は今後も値上げされる可能性があるため、発送前に再度確認しましょう。

登録免許税の収入印紙代(9,000円分)

・「登録免許税」を支払うのに必要な収入印紙を購入します。
・郵便局や一部の金融機関で購入できます。
※コンビニでも購入できますが、取り扱いの種類が限られていたり、在庫切れの可能性があるため、郵便局での購入が確実です。
※コンビニによっては、希望する額面の収入印紙を取り寄せてもらえる場合があります。時間に余裕がある場合は、事前に近くのコンビニへ問い合わせて、取り寄せを依頼するのもよいでしょう。

・「収入証紙」と間違えないように注意しましょう。万が一、誤った金額の収入印紙を購入してしまっても、破損がなければ手数料を支払うことで交換が可能です。
・購入した収入印紙は申請書に貼付しましょう。

免許申請手数料(8,000円)

「言語聴覚士免許申請の手続き要領」に記載された指定の振込先に振り込みましょう。合格発表よりも前に振り込んだ場合、万が一不合格でも返金できませんので、合格確認後の振り込みをおすすめします。振込用紙の控えは申請書類に貼付しますので、破棄しないようにしましょう。
(出典:厚生労働省 | 言語聴覚士法施行令(平成十年政令第二百九十九号)令和5年9月29日 施行(免許に関する事項の登録等の手数料

免許証送付用封筒代(930円分)

免許証の返信用封筒代として必要です。

(出典:公益財団法人 医療研修推進財団 | 言語聴覚士免許各種申請手続きにおける返信用封筒に貼付する郵便切手料金の変更について

必要書類一式を送る郵送代

必要書類一式を送る緑の封筒の郵送代が必要です。(参考:書留 | 日本郵便

登録済証明書返信用はがき代(140円分)※希望者のみ

速達希望の場合は440円分の切手が必要です。
(出典:公益財団法人 医療研修推進財団 | 言語聴覚士免許各種申請手続きにおける返信用封筒に貼付する郵便切手料金の変更について

登録済証明書の発行方法

前述のように、免許証の交付まで約2~3カ月かかるため、希望により「登録済証明書」を申請・取得できます。就職先から提出を求められる場合があるため、必要かどうか事前に確認しておくとよいでしょう。

言語聴覚士の登録済証明書発行には、「登録済証明書用はがき」が必要です。こちらは国家試験受験時に配布される書類一式に含まれています。登録済証明書発行を希望する場合は、必要事項を記載し、免許申請書類とともに提出しましょう。万が一、書類一式にはがきが同封されていなかった場合は、下記に問い合わせましょう。

公益財団法人 医療研修推進財団 試験登録部
TEL: 03-3501-6592

まとめ

言語聴覚士として働くためには、国家試験合格後に免許申請を行い、正式な免許証を取得する必要があります。 申請には必要書類の準備や手数料の支払いが必要となり、免許証の交付までに約2~3カ月かかるため、スムーズに手続きを進めることが大切です。

また、就職先によっては「登録済証明書」の提出を求められる場合があるため、必要に応じて事前に確認し、申請を検討しましょう。 書類の不備があると手続きが遅れる可能性があるため、記入ミスや押印漏れに注意し、余裕をもって準備を進めることをおすすめします。

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