高齢化社会の到来や人々の健康意識の高まりも相まって、理学療法士(PT)の活躍の場はますます広がってきています。それに合わせて、職場の選択肢も多様化しており、転職を考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、いざ転職を検討するとなった時に「思っていた環境と違う」「こんなこと聞いていなかった」など、転職で失敗したらどうしようといった考えが浮かんでくることもあるかもしれません。

そこで、今回はPTの転職でありがちな失敗例や、失敗しないためのポイントなどについてご紹介したいと思います。

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1.理学療法士(PT)の転職失敗例6選

PTの転職先は、条件を選ばなければ多くの選択肢が見込めます。それ故に、転職先を見つけること自体は難しいことではありません。

しっかり検討せずに自分の条件に合いそうだからといって、軽い気持ちで転職してしまうと、転職してから失敗したことに気づくことも出てきます。

ここではPTの転職でありがちな失敗例についていくつかみていきましょう。

①転職する目的がはっきりしていない

転職するきっかけはそれぞれですが、「知人が転職したから」や「今の職場に不満があるから」といった理由が意外と多かったりします。また、「なんとなく職場が自分に合わないから」といった、はっきりとした理由が挙げられないパターンもあります。

こういった明確な目的がない状態で転職をしてしまうと、次の職場に移っても同じような状態になってしまうことが多く、再度転職を考えてしまうということに繋がりかねません。

さらに、転職を繰り返すことによって待遇が悪くなってしまったり、給与に影響が出たりと良い結果には繋がらないことの方が多いです。

②条件面ばかりを気にしている

待遇や給与などが好条件であることを一番に考えて転職を検討する方もいるかもしれません。しかし、そういった職場に実際に転職してみると、人間関係が悪くて働きにくくなってしまったという失敗につながることも多々あります。

実は、高給与が提示されていたり、待遇が良かったりする職場は、仕事がきつくて休みが取り辛いなど、労働環境が厳しい可能性が高いことが多くなっています。待遇面ばかり気にしていると、こういった落とし穴にはまりがちです。

好条件の案件にすぐに飛びついてしまうのも、良い転職結果には繋がらないかもしれません。

③転職先のリサーチが不足している

転職を検討する際に、インターネットを利用すれば簡単に情報を手に入れることができます。ですが、紙面上だけでは知り得ることのできない情報も、転職をする上では大切であることが多いです。

例えば、訪問リハビリの中で自身の条件に合った求人があり、その情報のみを見て転職を決めた場合、初出勤時に事務所の建物が古く、更衣室やロッカーも狭くボロボロで事務所内の環境が良くないことが分かるというケースも考えられます。

このように実際に目にしなければわからないこともあるため、リサーチ不足で転職に失敗してしまうこともよく聞かれます。

④知人の紹介で転職をする

転職を考えるときに、知り合いに職場を紹介してもらうこともあるかもしれません。転職活動を進める上で有利に働くこともあるかもしれませんが、失敗に繋がることもあります。

例えば、知り合いに紹介してもらった職場に面接に行った場合、思うような質問ができず、面接そのものもあまり中身がないものとなり、入職した後に実態を把握するというケースが考えられます。

このように、知り合いがらみだと辞退が難しくなってしまったり、辞退できたとしてもその人との関係が悪くなってしまったりということに繋がることもあります。

キャリアの整理が不十分

転職を成功させるためには、将来のキャリアプランを明確にすることが重要です。キャリアプランが不明瞭なままでは、就職後に理想とのギャップに気付く危険性があります。そのため、これまでの経験を振り返り、自分の強みや弱み、得意なこと、苦手なことを整理しておくことが大切です。こうした整理を通じて、自分が目指すべきキャリアが見えてきます。また、転職先を選ぶ際には、自分のスキルや経験を生かせる職場か、さらにスキルアップできる環境が整っているかも確認しましょう。面接時にキャリアプランを問われることが多いため、準備も忘れずに行いましょう。

医療機関以外にも転職先の選択肢があることを知らない

理学療法士(PT)が転職に失敗する一因として、医療機関以外の選択肢が限られていると考えるケースがあります。実際には理学療法士が働ける場所は医療機関以外にも存在しますが、他の選択肢を認識せずに転職を進めた結果、失敗してしまうことがあります。幅広い選択肢を持つことで、自分に合った職場を見つけ、満足のいく転職が可能になります。理学療法士が医療機関以外で働く選択肢について知りたい方は、以下も参考にしてください。
理学療法士(PT)の病院以外の勤務先と特徴

2.転職で失敗しないために気を付けること

ここからは、前章の内容を踏まえて、理学療法士(PT)が転職で失敗しないようにするために気をつけるべきことについて紹介していきます。

転職の目的を明確にする

転職のきっかけは「もっと給料の良い条件で働きたい」「今の職場環境に不満がある」といったネガティブな理由になってくるかもしれませんが、次の職場で自分がどのように働きたいかを明確にしておくことが転職を失敗させないために大切になってきます。

「整形外科に特化したリハビリを学びたい」「主任や課長を目指して、スタッフマネジメントをしてみたい」など、目的を持つことで、働くことに対しても意欲が湧いてきます。そういった内面的なものが仕事に表れ、評価されると、給与などは後からついてくるようになることもあります。

職場環境や条件も気になりますが、「どのように働きたいか」といった自分の目的をしっかり持ち、それを実現できる職場に出会えることが転職を成功させる上で重要です。

キャリアをしっかり描く

本来、転職とは自分のキャリアを考えて行うものになってきます。これまで働いて身につけた知識や技術をさらに磨いて、次のステップに進むためであったり、それらを土台に違った環境や分野で働くことにチャレンジしたりといった形で転職できると失敗は少なくなってきます。

転職して5年後、10年後の自分を想像して、自分はどうなっていたいかということをしっかり考えて、この職場であればその理想に近づけそうだなと思えるところを探すようにしましょう。

条件だけでなく、職場見学や情報収集をしっかりする

転職先を検討する際に、労働条件や福利厚生などの待遇面や書いてある情報などだけで決めるのではなく、可能であるならば職場に見学に行くなどして、確かめられることはしっかりと確認するようにしましょう。

実際に目で見て、肌で感じてみることで、職場の環境や雰囲気はある程度わかるものです。また、見学が可能ならば、その場で質問できることはどんどん聞いてみてください。

これだけは譲れない条件を一つだけ決める

転職を考えて、情報を集めてみるとわかるのですが、自分が考えている条件に100%当てはまる職場は見つからないのが現実です。限りなく近いなと思うことはあっても、この部分が気になるなという条件が必ず出てきます。

こういった場合でも、自分の中でこれだけは譲れないというものを決めていると、転職して気になることがあっても「自分で決めたこと」と割り切れて、不満や失敗につながることは不思議と少なくなってきます。

「働く上で自分が何を最も大切にしたいか」を考えることは、転職で失敗しないためにも重要になってきます。

3.理学療法士が転職で失敗してしまった場合の対処法

ここまでは、理学療法士が転職で失敗しないためのポイントについてお話してきましたが、次に、転職に失敗した際の対応策についてご紹介します。現在、転職に失敗して悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

失敗だと感じている原因を解消できるかどうか検討してみる

仮に転職に失敗したと感じた場合は、その原因を解消できるかどうか試してみることをおすすめします。すぐに再転職に踏み切ると、早期離職として職歴にマイナスの影響が出る可能性があるため、まずは転職せずに問題を解決することが理想です。転職は最終手段として考え、まずは失敗の原因を見極め、自ら解決に向けたアクションを起こしてみましょう。

転職が上手くいかなかった理由を振り返り、再び転職をスタートさせる

もし現在の職場での改善が難しい場合は、失敗の原因をしっかり分析し、同じ失敗を繰り返さないためにも再度転職活動を行うことをおすすめします。すぐに転職することで短期間での離職となり、職歴にマイナスの影響を与える可能性はありますが、不本意な職場で働き続けた結果、精神的な負担が大きくなり、健康を損ねることになっては本末転倒です。なぜ転職に失敗したのかを見つめ直し、次回はどの基準で職場を選べばよいかを考えて進んでいきましょう。

4.理学療法士の転職活動の流

  • STEP1:自己分析
  • STEP2:応募先の検討
  • STEP3:履歴書・職務経歴書の作成
  • STEP4:求人に応募する
  • STEP5:面接
  • STEP6:退職手続き・入社準備など

まずは転職の目的を明確にするために、自己分析やこれまでのキャリアを振り返る作業が必要です。その後、求人票を確認しながら応募先を検討し、必要があれば施設見学も行いましょう。応募先が決まったら、履歴書や職務経歴書などの書類を準備します。応募後は面接対策をしっかり行い、内定を受けたら退職や入社準備に取り組みます。こうした段階を踏むことで、転職活動がスムーズに進みます。計画的な準備が成功のポイントです。

5.転職エージェントに相談することでリスクを回避

転職で失敗しないためには、転職エージェントに任せてしまうのも一つの方法です。良い転職をするためには、どれだけ情報を集められるかがポイントになってきますが、働きながら転職活動を進めると、情報収集に充てられる時間は限られてしまいます。

転職エージェントに任せてしまえば、転職先の情報を第三者の目線で詳しく教えてもらうことができ、希望にあった求人を紹介してもらえる可能性も高くなり、見学のセッティングなどもお願いすることができます。

転職活動中の悩みを聞いてもらえたり、ちょっとしたコツなどを知ることができたりもするので、自身の転職が楽に進んでいくこともあります。
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6.理学療法士の転職でよくある質問

理学療法士の転職に関して、よくある質問をまとめましたので参考にしてください。

理学療法士から他職種への転職は可能か

結論として、理学療法士が他業種へ転職することは可能です。理学療法士が活躍できる職場は医療機関以外にも多岐にわたり、その情報を知ることで転職先の選択肢が広がります。例えば、社会福祉施設や教育・研究機関、一般企業などが選択肢に含まれます。

理学療法士は転職失敗後にすぐに再転職しても問題ないか

明確で合理的な理由があれば問題ないでしょう。すぐに転職を行うと職歴に影響を与えるリスクがあるため、一般的にはあまりよい選択ではありませんが、納得のいく理由があれば転職するのも一つの手です。その場合、次の転職先では同じ問題が起こらないように気を付けることが重要です。

理学療法士は転職による年収アップは可能か

理学療法士が転職することで年収アップを図れる場合もあります。多岐にわたる経験やスキルが求められるため、転職を通じて多様な経験を積むことが自身の評価向上につながります。これが最終的に年収の増加に結びつく可能性があります。

7.まとめ

今回は理学療法士(PT)の転職でありがちな失敗と、それを防ぐために大切なことについて紹介してきました。

せっかく転職するのであれば、失敗するのは避けたいですよね。自分で情報収集をするのが難しい場合は、早めに転職エージェントに相談するのも一つの手です。

どのエージェントを利用するか迷ったら、まずはPTOT人材バンクに遠慮なくご相談ください。

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