病気やけがで身体に障害を抱える方が、基本的な動作をできるよう毎日頑張っている理学療法士ですが、仕事に一生懸命なためにプライベートでもいつものくせが出てしまうことがあるようです。
今回は、理学療法士にありがちな「くせ」や、職場での「あるある」をシーン別にご紹介します。
目次
理学療法士にありがちなクセ
最初に仕事の時以外にもつい出てきてしまう、理学療法士にありがちなクセをご紹介しましょう。
誰にでも「お大事に」と言ってしまう
これは理学療法士に限らず、医師や看護師など病院に勤務している方やリハビリ職の方全般の職業病のようなものです。病院では診察が終わった後に「お大事に」と声を掛けますが、友達と会った時なども別れ際に「お大事に」と言ってしまう。言った後はかなり恥ずかしいですね。
街中でも理学療法士目線で見てしまう
たとえば、車いすや杖などを使っている人を見たときに、つい「あの人は要介護度2だな」などと想像してしまうのも理学療法士ならではと言えるでしょう。また、街中で歩いている人の「かかと」をチェックして歩き方の問題点を発見してしまったり、リハビリでは杖もよく使うので、街中でも杖の先の減りなどを見てしまったりするという方もいるようです。
家族などにアドバイスしてしまう
家族や親しい友人などがくせの強い動作を行っているのを見ると、体の使い方などについて、ついついアドバイスしてしまうというのもリハビリ職あるあるの一つです。余計なお世話だったと反省することもあるようですが、相手のためにもなりますし、よいことではないでしょうか。
100円ショップでリハビリに役立つ道具を探してしまう
100円ショップにはリハビリに使えそうな日用品がいっぱいあることから、行ったときにはついつい使えそうなものを探してしまうこともよくあるようです。仕事のスイッチが入ってしまって予定時間を過ぎても100円ショップに居続けることも多いとか。
このように、理学療法士ならではの「くせ」がついつい普段の生活で出てしまうことはあるようです。
転びそうな人がいたら手を差し伸べてしまう
お年寄りや小さな子どもが転びそうになっているのを見かけたとき、とっさに手を差し伸べてしまうのもよくあることではないでしょうか。
リスク管理の一環で、普段の業務では患者さんが転んでけがをしないよう細心の注意を払っているため、転びそうになっている人を見かけると条件反射で体が動いてしまうPTの方もいるようです。
シーン別あるある
次は職場などでよくあることを見てみましょう。
ついつい大声を出してしまう
理学療法士が働く現場では高齢の患者さんが多く、難聴の方も少なくないのが実情です。現場では、わかりやすくするために大きな声でゆっくり話すのが習慣になっている方も少なくありません。
そのため、実生活でも家族や友人に大きな声で話しかけてしまうという方も。でも、現場の患者さんにとってはありがたいでしょうね。
隣の芝は青い
隣で上手にリハビリをしている同僚の理学療法士を見て、「患者さんと楽しそう」とか「信頼されている」と、ついついうらやましく思ってしまう方もいるようです。でも隣の患者さんからすると寡黙なあなたを見て、「腕が立ちそう」とか「若手よりベテランの方がいいな」と思っていることも。
「先生」と呼ばれて戸惑う
医師も含めていろいろな職種の方がいる現場で、少し離れたところから患者さんに「先生」と言われるとリアクションに困るというのも、職場あるあるの一つ。状況からして自分のことだとわかっていても思わず周りを見渡してしまうという方も。
セミナーの翌日に勉強したことを試す
理学療法士をはじめ、リハビリ職や医療職はセミナーや勉強会に行くことが多いものです。そのため、セミナーの翌日にさっそく勉強した手技などを試すのもよくあることだと言えるでしょう。でも、よいものをどんどん取り入れるのはよいことですね。
リハビリが終わるとき
患者さんが退院間近になるとリハビリも終了が近づき、理学療法士がしてほしいこともほとんどできる状態に回復しています。でも逆に、今度は患者さんに何をしてもらえばいいかわからなくなってしまうということがあります。うれしい悩みですが、患者さんに寄り添っているからこその経験と言えますね。
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